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・ああ「お友だちから始めましょう」ってそう言う

2011/09/06

 私の中での暴君とアルティナちゃんは多分こんな感じ。
「何故貴様……天使がこの地獄にいる」
「……どう言ったものかしら。今のあなたより少し未来のあなたと、とある約束をしまして」
「約束? 天使を相手に悪魔がか」
「いえ、そうではなくて。話せば長くなるのですが……」
「構わん、詳しく話せ。
……よもや、その約束とやらは俺に屈辱を与えるためのものではなかろうな」
「それは……わかりません。あなたにとってはその切欠でしょうし、わたくしにとっては後悔の一つです」
「切欠だと……?
それを何故、天使の貴様が後悔する」
「色々と事情がありますの。……それに、よく考えればこのお話はわたくしの一存では申せませんものでしたわ。
ですけど安心なさってくださいな。一つだけ、断言しますとね。
四百年後のあなたも、わたくしとの約束なぞものともせず、悪魔とは常に気高くあれと意識し続け、それを貫く立派な方です……少し、頑固なところもありますけど」
「……己の誇りを貫くことは当然だろうが。何を今更」
「そんなことはない方もいますのよ? 今の魔界大統領さんなんかはその最たる例ですもの」
「それは既に聞き及んでいる。今の俺にとっては考えられん話ではあるがな」
「ふふっ、あなたにとってはそうですわよねえ」
「ふん、随分と知ったふうな口を利く」
「ええ、あなたを存じていますから」
「…………。
成る程、これが天使の力か」
「はい?」
「お前との会話は興味深い。これから所用がある故今日はこの場で退散するが、いつかまた話を聞かせろ」
「お気に召していただいたようで光栄ですわ。
ですど、わたくしも一応多忙ですから、あなたの『ご命令』には従えません」
「ほう、なかなか言いよるな。……さて、しかしならばどうしたものか」
「……そうですわね。お友だちとしてのお誘いなら、伺います」
「友だと? 悪魔と天使がか」
「少なくとも、今のわたくしたちは敵ではありませんし敵意はお互いありませんでしょう?
仲間と申しても親しみの度合いもありますし、もう少し親密になるのでしたら、ね?」
「……確かに。後学のためにも天使を友とするのもまた悪くはないかもしれん。
よかろう、ではお前の言う通り、お前を我が友と見なした上で頼もう。機会があればまた俺と話をしてほしい」
「喜んで」
「……証が欲しい。羽根を一枚貰えるか」
「一枚だけでしたらどうぞお気軽に。
何の効果もないどころか、悪魔のあなたに魔除けを渡すようなものかもしれませんけれど」
「構いはせん。……では」ぷつ
「ん……」
「…………」
「どうか、なさいました?」
「いや。……確かに羽根は貰い受けた。
天使の女。また、いずれ会おう」
「ええ、またお話しできるときを楽しみにしていますわ、背の高い吸血鬼さん。
では、わたくしはこれで失礼します」
「…………。
つまらん。あの女の匂いはせんのか」




「ねーねーヴァルっちー」
「なんだ」
「普通、友だちの髪とかものとかにキスってしないよね」
「……は?」
「うんうん。やっぱそうよね、そう言う反応よね」
「急に何だ小娘。話が全く見えんが」
「昔のあんたとアルティナちゃん、フラグ立ったっぽいよ?」
「はあ!?」
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