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・フェンリッヒさんの帰宅が遅くなります

2011/07/25

 ディスガイアートの表紙に興奮してお仕事のーとの裏表紙に興奮したので唐突に現パロ。現代パロのヴァルアルはがっかりップル度三割り増しと主張し隊。
 あと多分フェさんは隠しておいたはずの家計簿にレシートきっちり貼られてるの見つけちゃって両手で顔を覆う。
「と言う訳でアルティナ。
お前に一つ尋ねたいのだが」
「はい?」
「お前、飯は作れるか」
「…………はい?
ご飯、ですか?」
「うむ。いや、作れなければ無理はせずともいい。
適当に外で済ませればいいのだが、イワシを主菜として取り扱っている店はなかなか引き当てるのが難くてな……」
「いえ、わたくしが戸惑っているのはそちらではなくて。
どうして、狼男さんのお帰りが遅くなるのとわたくしがご飯を作れるのかが一瞬結び付きませんでしたの」
「ああ、それはすまん。
普段ならあいつが遅くなる際は事前に温めるだけなり簡単な調理で夕飯ができるようにしてくれているのだがな。
今日はついさっきその話を聞かされた故、家に帰っても恐らく何もないのだ」
「そうでしたか……。まあ、お料理はごく普通にできますわ」
「イワシ料理も?」
「イワシ料理も」
「よし。ならばお前に今夜飯を作ってもらいたい……のだが」
「はい?」
「……幾ら要る」
「……そこまで守銭奴ではありません。
ご相伴に預からせていただけるなら、無料でお作りいたしますわ」
「安心しろ。材料費は俺が持つし、俺はお前に飯を作らせて帰らせるほど非道ではない」
「ふふ、そう言っていただけて安心しました。
ではまず、冷蔵庫の中身で憶えているものを窺いたいのですが……」
「イワシ以外のか?」
「……当然ですっ」

一旦帰宅して冷蔵庫の中身チェック
「本当にイワシ以外ろくにありませんのねえ……。
こんなに立派な冷蔵庫で野菜室もこんなに広いのに……」
「正直なところ、イワシを大量保存するために買ったようなものだからな」
「……あぁあ勿体無い!
家にこれさえあれば作り置きし放題なのに……!」
「……あ、アルティナ?」

スーパーで買い物
「嫌いなお野菜はあります?」
「特にないが、聞いてどうする」
「それを重点的に食べていただこうかと」
「…………おい。普通逆だろうが」
「何を仰るんです。それが健康な身体を作る食養の正しいあり方ですのよ?
特にあなたは血も吸わず痩せておられるんですから、こう言う部分でどうにかしなくてはいけませんもの」
「その割にはえらく気味の悪い笑顔だが!?」
「まあ。女の笑顔に気味が悪いだなんて、酷い方」
「事実だろうがっておい拗ねるな!」

帰宅後調理開始
「何か手伝う必要があるなら遠慮なく言え」
「ご心配なく。さっき冷蔵庫を拝見する前に台所もざっと拝見しましたので、問題はありませんわ」
「そうか。なら俺はこっちで……」
「ええ。……帰っても書類とにらめっこだなんて、ご苦労様ですわね」
「……始める前にそれを言うな。気が抜ける」
「あらあら、それは申し訳ありません」

いただきまーす
<メニュー>
イワシと茄子ときゅうりの酢の物
イワシとピリ辛野菜炒め
イワシのつみれ汁
「……野菜が多いな」
「やっぱり食べていらっしゃらなかったようですわね」
「いやそんなことは……生姜とか梅干とか刺身のツマとか味噌汁の具とか……」
「それでは食べていないのと変わりありません!
どうせ狼男さんはあなたがそんな顔をなさるから梅干し煮だの生姜煮だので済ませていらっしゃるんでしょう!?」
「ぐッ……何故わかった!?」
「大体わかります!
……もう、そんな調子ですからこちらが心配になるくらい細いんです。
まだ血を吸う気にならないんでしたらしっかりお野菜も食べてください!」
「………………」

ご馳走さまでした
「一応、残りはこちら冷蔵庫に入れておきますわね。
狼男さんが食べても、明日の朝食分くらいは残るように作りましたから」
「わかった、フェンリッヒに伝えておこう」
「お願いします。あと、ちょっとご迷惑かもしれませんけれど……」
「どうした?」
「お風呂を頂いても構いませんか?」
「構わんが、今日は確か洗う日だぞ。……当番は」
「ああ、それでしたらわたくしが洗いますから。
一番風呂をいただくついでです。そのくらいは致しますわ」
「……あまり対価と見合っていない気もするが。いいのか?」
「ええ」

かぽーん
「はぁ~……お風呂いただきました。
あなたもお湯が冷めないうちにどうぞ」
「わかった。……と言うかお前、もうそろそろ門限に引っかからんか」
「そうですわね。それでは今日はここで……」
「いや、アルティナ!」
「はい?」
「……その。何だ。もう遅いし、今日はお前に色々と世話を焼かせたからな。
家まで、送るぞ?」
「嬉しいお言葉ですけれど、ご心配には及びませんわ。
あなたもまだお仕事が残っていらっしゃるのに送らせなんかしたら、明日狼男さんになんと言われるかわかったものではありませんもの」
「……別にさぼるつもりでお前を送る気はない」
「ふふ、わかっています。
ですけれど……今夜はわたくしも、色々と楽しませていただきましたから。お気持ちだけで十分ですわ」
「……そうか」
「ええ。それではヴァルバトーゼさん、お休みなさい」
「ああ、ご苦労だったなアルティナ。……何かあればすぐ電話を寄越せ」
「はい」

おまけのその後
「遅れまして申し訳ございませんご無事でございましたかかっ……!?」
「うむ、丁度いい頃合に帰ったなフェンリッヒ。
とっとと風呂に入れ。まだ追い炊きの必要はないぞ」
「は、はあ……それは結構なのですが閣下」
「何だ」
「あの天使は……その……」
「アルティナなら三十分ほど前に帰ったぞ」
「……いえ、そうではなくて……」
「何だ」
「……何も、なかったと?」
「何も、とは何だ?」
「……い、いえ。先程ようやく閣下からのメールを拝見できましたので」
「そうだったか。
あいつは普通に買い物に行って飯を食って風呂掃除して風呂に入って帰ったぞ」
「………………」
「どうしたフェンリッヒ?」
「い、いえ……何も……」←健全なカップル(?)なのに匂いからも何も起こってないと確定して安心したやら違和感を抱くやらで複雑な心境
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