スポンサーサイト

--/--/--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[↑]

・書簡バレ

2011/07/07

The Brides of Vampireネタバレ
「と、言う訳でもうじき何か新しいネタを人間界に仕込みたいと思うのだがな」
「ネタ言うな」
「似たような面子で雁首揃えておれば策も尽きる。故にこうしてお前のもとを尋ねた」
「……ふむ。それなら一つ、なくはない」
「ほう、来て早々とはありがたい。どんなものだ」
「アルティナがな」
「……相手が知っていることを前提に話をするな」
「おおよそ三百七十年前の……」
「ああ、お前と約束を交わした人間の女か」
「うむ。あれは生前、俺にまつわる出来事を殺人も含めて懺悔として書き記していた。遺言でそれを棺に入れておくようにしたらしい。
それを使えば吸血鬼の逸話が人間界にまた一つ増えよう」
「閣下……。それはつまりあの女の手を借りると言うことでは?」
「俺が力を示した結果をあいつが勝手に書き記しただけだ。その事実を利用するのは、俺の意思によるもの。
故にあいつの手を『借りる』ことにはならん」
「閣下がどう仰ろうとそれでは『借り』ています!」
「主従で言葉遊びをしたいのならばあとでしておけ。しかし、肝心の中身についてはどうなのだ。
現代の人間どもを恐怖に陥れるに足る内容かどうか判断できなければ……」
「俺が確認した限りでは問題ない。悪魔の崇高なる役目についても言及しているし、俺の描写についても人外として不可解な部分を強調している。
どうせ今の人間たちの半数は病気の人間の仕業と疑おうが、それでももう半数はあいつの言葉に身を引き締めようとはするだろう」
「ほう……ならばその方針で行くか」
「と言うか閣下、いつの間にその懺悔とやらを知っていたのです……しかもそんなにお詳しく」
「あいつの生前に何度か草稿を読んだからな。
悪魔の俺を奇妙に褒めるような描写ばかりしおる故、強く言って何度か書き直させた」
「「………………」」
「ん? 何かあったか」
「いや、とんだ惚気を聞かされたと思うてな」
「は?」
関連記事
スポンサーサイト
[↑]
Copyright (c) 掃き溜め All Rights Reserved.

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。