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・魔界にバレンタインデーを普及させるにはどうすべきか

2013/02/15

 大幅遅刻じゃー!
 ……リハビリも兼ねてるので大目に見てください。

 ここ最近休みはずっと神パラやってました。感想は色々あるけどあれですね。声優コラボはやめといたほうがいいしあれで続編狙いはマジで無謀に過ぎる。



「さてと。
……そんじゃま、第五十三回『魔界にはどうしてバレンタインデーがないのか』会議を始めまーす」
「おいフーカ」
「おっ? 早速意見とか、エミーゼルってば案外ノリ気じゃん」
「いやそうじゃないし。
てゆーか何だよその唐突に始まった上にふざけた内容」
「ふざけてなんかないわよ。むしろこれは魔界の将来に関わる、超重要な会議なの!
男子代表として参加できるだけありがたいと思いなさい!」
「いや、ボクはただ台所が騒がしいから顔出しただけなんだけど……」
「そんなこと言って、アルティナさんのお菓子狙ってたに決まってますデス!
食べておいて会議に参加しないとか絶対ダメデスからね!
エミーゼルさんがいなかったら、デスコたちもっとブラウニー食べれたはずなんデスから!」
「お前が気にするのはそっちかよ!」
「まあまあ、お三人とも。ブラウニーは品切れですけど、クッキーとメレンゲもありますから」
「わーいデス!」
「うんうん。どっしりしたの食べると、こう言う軽いのも欲しくなるのよね~」
「エミーゼルさん、お茶のお代わりはいかがです?」
「あ、ありがとう……。
ってそうじゃなくて!
アルティナ、こんなふざけた会議止めなくていいのか!?」
「別に気にしませんわ、ただのお茶会の話題の一つですもの。
エミーゼルさんこそ、どうしてそこまで怒っていらっしゃるの?」
「そりゃお前……バレンタインデーって、人間界の、……こ、恋人たちの日ってやつなんだろ?
そんなもん、魔界で広められたら困るじゃないか……」
「……確かに、愛に抵抗がある悪魔さんたちにとっては居心地の悪い言葉かもしれませんわね」
「けどそのお陰でアタシは苦しい思いしてるんだし、広めるべきでしょ。
魔界にバレンタインがないとかほんっと有り得ないわよ」
「……なんで独り身のお前がそれがないと苦しいんだよ」
「アタシらのお菓子食べておいてそれ言う!?
バレンタインってのはね、そりゃ確かに恋人たちの日ってことになってるけど、それ以上にチョコレートの日だからに決まってるからよ!」
「…………そうなの?」
「そうデス!」
「そうなの?」
「……少なくとも、フーカさんのお国ではそうだったみたいですわね」
「えっ、アルティナちゃんとこのは違うの!?」
「わたくしが生きていた当時はチョコレートは高級品でしたし……。
それにわたくしの国の風習では殿方から女性に対してささやかな、……花やカードなんかの贈り物をする日、だったかしら?」
「ふーん。だからアルティナちゃん、チョコのこと知らなかったのね」
「むしろボクはどうしてお前のとこがチョコレートに限定されてるのかが知りたいよ……」
「最初は、女の子が好きな男子にチョコレートを贈って告白しようって日だったんデス」
「けどチョコは女の子のもんでしょ?
そりゃ男子には渡してやってもいいけど、本命じゃなくて義理でもいいわよねってなって、更に言うなら男子に美味しいのあげるのもったいないし、高いのは自分用にすべきよね~って感じで、どんどん盛り上がって今に至るの」
「……ざっくりした説明だな」
「要するに、お菓子業界の戦略ってやつなのデス!」
「だとしても、美味しいチョコがいーっぱい出てくるからアタシ、バレンタインは毎年楽しみにしてたんだ・け・ど……!」
「こちらにはそんな日さえないから辛い、ついでにこちらで広めたい、と仰るのね」
「……お前なあ。これは夢なんじゃないのかよ?」
「そうよ夢よ!
夢だからこそアタシにとって都合のいいイベントが開かれるべきでしょって言ってるの!」
「そ、そう来たか……」
「けれど、エミーゼルさんも苦手意識を持っていらっしゃいますし、魔界にバレンタインを広めるのは難しいのではなくて?」
「むむー……だったらアルティナさんも、バレンタインデー反対派デスか?」
「反対はしませんけれど、かと言って賛成する気もありませんわね。
チョコレートもバレンタインの風習自体も、わたくしには縁の薄いものですし……」
「縁薄くないじゃんヴァルっちいるじゃん」
「なっ……う、薄いですっ!
わ、わたくしとあの方は別に、そう言う関係ではなくて……!」
「まったまた~。ふたりとも気付いてなかったっぽいけど、アタシこの前、廊下で……」
「お、おねえさま……からかいすぎたら、お菓子取り上げられるかもデス…」(ひそひそ)
「う!!」
「…………」
「うーんと、えーっと……と、とりあえず話を戻すとしてよ!
バレンタインはともかく、アタシはチョコさえあればいいから、そっちをどうにか魔界でも広められないかなあと思ってるんだけど!」
「本末転倒だな……。
まあ、そっちのほうがこ…『恋人の日』より広まる可能性はちょっと上がった気もするけど」
「ですが、『今日がチョコレートの日だ』ってぽんと言われても、『そう』で終わってしまうのではなくて?」
「むう……やっぱなんかのイベントが必要かぁ」
「チョコレート祭りってパーティーを開いてみたらどうデス?」
「うちで一番目と二番目に偉いの二人ともチョコ嫌いよ?
認める訳ないじゃん」
「なら、餅まきみたいに街行く人みんなにチョコを配ったりしたら、チョコレートの日だってわかってもらえるかもデス!」
「けどそれだと無条件でチョコレートをもらえる日だとしか思われないんじゃないか?
フーカが言うみたいな特別なのとか渡す気しないだろ」
「うーうー……!
チョコレートは健康にいいからこの日にチョコを食べよう! とか!」
「お菓子としての地位を確立してるのに本気でそれ信じる奴どれだけいると思ってるんだよ」
「はっ、閃いたデス! 義理の部分だけピックアップするデスよ!
恋人じゃなくて、お世話になってる人に渡すとかなら悪魔さんでもやりやすいはずデス!」
「それでしたら、どうしてその感謝の印がチョコレートなのか疑問を抱かれるのでは?」
「う、そ、それは……」
「そうよ、デスコのお陰でピーンと来たわ!」
「ふえ?」
「魔界のチョコレートの日、バレンタインはね……『愛』を味わえる日ってことにすればいいのよ!!」
「……は?」
「あ、愛ぃ?」
「どう言うことデスか、おねえさま?」
「ほら、チョコレートってあんま~いけどほろ苦かったりもするじゃない。まさしくこれは愛とか恋!
その恋とか愛の味を、いつもと違ってこの日はちょっぴり楽しんじゃおうって日にすればいいの!」
「ちょっぴり、デスか……」
「悪魔ってさー、愛とか恋とか基本はイヤがってるけど、興味ないこともないでしょ?
だからこの日は解禁日!
好きーとか、愛してるーとか言っても誰も笑わないし、チョコ食べて『愛って味にするとこんななんだ~』って大っぴらに学ぶもよし!
いつも許されてないものがこの日だけは許される……そう言うの、こいつら地味ーに弱かったりするんじゃない?」
「うう~……否定はできないかも……」
「見事デスおねえさま!
バレンタインデーの枠組みの中でチョコレートを絡めつつ、悪魔さんのいけない気持ちもくすぐる日にするなんて……!」
「でしょでしょ?
だから、アルティナちゃん。もっとチョコちょーだい!」
「はあ?
な、何故そうなりますの……!?」
「だってこの中で一番『愛』に詳しいのアルティナちゃんじゃん。
天使だし、大人だし、恋人いるし」
「で、ですから、わたくしは別に……」
「そうデス、天使から『愛』の味のチョコを沢山貰うのはいいことデス!
たーくさん食べて勉強して、ラスボスとして強くなるデスよ!」
「む……そう言う理屈なら、ボクも……」
「え、エミーゼルさんまで……!
だ、大体今そんなふうに急に言われても、材料がないんですから……」
「買ってくればいいじゃん。
てゆーか、アルティナちゃんも天使なら悪魔に愛を教えるほう教えないよりいいはずだし、サボったりしたらいけないんじゃないの?」
「しかも自腹を切れと!?
もう、駄目です!
わたくしは大体ここへは徴収をしに来た身の上ですし、愛を教えるためでは……」
「えーチョーコー」
「チョコデスー」
「アルティナぁ」
「だ、駄目ですってば……!」
「「「チョーコー!!」」」
「だーめーでーすっっ!!」





「……はあ」
「ん、どうした。今日は疲れたか」
「ええ、まあその……しつこい勧誘みたいなものに遭いまして……」
「小娘どもになんぞ強請られていたあれか」
「えっ?」
「なんでも、お前は天使の癖に愛を教える気がないとかなんとか……俺からも言ってやるよう小娘が愚痴ってきてな。
……愛を教えるとは、どう言うことだ?」
「フーカさん曰く、チョコレートは愛に似ているんだそうで……今日はその甘い愛よろしくチョコレートを学ぶ日にしよう、と立案されたのはいいのですけど……。
何故か、そのチョコレートを強請る相手をわたくしに決められてしまいまして……」
「ふん。どうせお前の手製の菓子をもっと食いたいと思っただけだろう」
「……そうですけど、それでもデスコさんとエミーゼルさんの三人がかりとなると大変ですのよ?
って、あ、っの……?」
「ん?」
「どうし、て……んっ、急に、……ヴァルバトーゼ、さんっ?」
「……いや、なに。
俺は菓子はいらんが……お前相手に学べるようなら学びたいとは思ってな」
「んふ、あ、い……を、です、か?」
「………………」
「……ヴァル、バ、……」
「……言わせるな」
「あ……んんんっ……!」

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