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・事実婚夫婦の日常

2012/11/22

 いい夫婦の日ですねと言う訳で五分も練ってない小ネタ(意訳:とっとと結婚しろ)!



バタン
「……はあ」
「お帰りなさいませッス!」
「ヴァルバトーゼ閣下、お帰りなさいませッス!」
「あら、お帰りなさい。こんな時間まで働いていらしたの?」
「ああ、今帰った。
近々新しいシステムを組み込む計画があってな……。まだ試験段階ではあるが、導入するとなると試行錯誤が必要な上……」
「費用も関係者への通達の手間もかかりますものね。
……効率を求めるのも結構ですけれど、あまり無理をなさらないでくださいね?」
「努力はする。……今夜の献立は」
「サーディンサラダと、アーモンドとクラッカーの二種揚げです。そうそう、フーカさんたち、普段より沢山食べていましたわよ」
「それは重畳。奴らもようやくイワシの良さがわかってきたか……」
「単純に揚げ物だからだと思いますけど? 若い世代の人たちは、油っぽいものなら幾らでも入りますし」
「ふん。その言い草、もう自分は年寄りだとでも言いたげだな」
「失礼なこと仰らないで? 油ものを取りすぎると胃もたれするだけです」
「食が細いのも考えものだぞ。……小娘どもを見習えとまでは言わんが、お前ももう少し食って肉をつけろ」
「今更胃が拡張されるとは思えませんが……。と言うか、女に太れなんてどんな相手でも暴言ですからね?」
「痩せた相手なら正当だろう」
「だとしても、あなたにだけは言われたくありませんっ」
「これはこれでベストを維持している」
「それはわたくしの台詞ですっ」
「……俺はもう少し肉付いたほうが好みだが」
「なっ!?
そ、それはつまり……今のわたくしではご不満だと?」
「そんなことは言ってない。ただお前は…………っておい」
「………………」
「おい」
「………………」
「おい、アルティナ」
「……なんです」
「何を拗ねている。と言うかどこに行く」
「自分の部屋に戻ります。つい流れで同行してしまいましたけれど、冷静に考えてみればわたくしがあなたのお食事に付き合う必要はありませんものね」
「……俺に一人で虚しく飯を食えと」
「望めばプリニーさんたちが晩酌してくれますわよ?
狼男さんだってもう少し待てば帰ってこられるでしょうし、あなたが相手なら、基本的に党員のどなたでも喜んでご相伴してくれるのではなくて?」
「そう言うことではない……!」
「ならなんです」
「……えぇいもう!
いいから来い!」
「いやです。無理に女を太らせようとする人の部屋になんて入れません」
「そんなこと強制せんわ!
……ただそのっ」
「その?」
「……お前の顔も見ずに飯を食っても食った気にならん。味気ない」
「あら。あなたの大好物のイワシですのに」
「それでも不味いと思うときもある!
別にお前にも食えと命じるつもりはない。……ただそばにいてくれればそれでいい」
「……そばにいるだけ?」
「適当に、約束以外の……取り留めのない、世間話でもできればいい」
「……案外注文が多いようですわね」
「いやか」
「……いえ。
そうですわね……寝るにはまだ目が冴えていますから……あなたのお部屋で少し、時間を潰すことに致します」
「そうか……」

「「………………」」

「……戦艦じゃなくて、結婚式費用カンパしたほうが良かったッスかねえ」
「そっちのほうが素直に受け取ってくれそうにないッスけど……まあ、やるだけやってみるッスか?」
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