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・APRIL FOOL!

2012/04/01

 なんだっけかなー。
 昔観た映画版『やかまし村の子どもたち』シリーズで「エイプリルフールにだっまさっれた♪」って歌あった気がするんだけどあれ実際英語だとなんて言うのかなーとつらつら考えながら書きました。


○フーカの場合
「みんなー! ビックニュースよ!!
聞いて聞いてー!」
「ん? 小娘が朝からそんな調子とは珍しいな」
「フーカって基本朝は弱いもんな。
ビックニュースって……なんだろ?」
「どうせ下らん話だろう」
「下らなくないもん!
聞いて驚きなさいあんたたち!
なんと、ついにアタシの前に白馬の王子さまが現れたのよ!!」
「えええええ!?
そ、それ、ホントデスかおねえさまっっ!!」
「あら、それはおめでとうございますフーカさん」
「へー。そりゃ良かったな」
「とてもではないが信じられんな。
貴様ような知性や品性の欠片もない小娘に惚れる男など存在すると思えん」
「プリニーに惚れるとは、余程プリニーに対する情の深い男なのだろう。
……ふむ、興味深いな。小娘、そいつを今すぐ連れてこい」
「は、な、なんでよ!?」
「新たなプリニー教育係として雇用したい」
「アタシの王子さまをプリニー教育係になんかされてたまるかってーの!!
……はあ。もーあんたたちってば、デスコ以外ほんと騙し甲斐がないわね~」
「へ!?
う、ウソだったんデスか!?
……はぁ~、デスコ、びっくりしたデス……」
「ああ。今日って確かエイプリルフール、だっけ?」
「そう言えばそんな行事もありましたわねえ」
「フン、どうせそんなことだろうと思っていたがな。
嘘ならもう少し信憑性のある嘘をつくことだ」
「……しかし残念ではある。小娘に惚れるような男なら、プリニー教育係の素質は十分だと思っていたのだが……」
「いい加減そこから離れなさいよ!!」



○エミーゼルの場合
「…………よしっ。
みんな、ちょっと聞いてくれないか」
「どうかしたデスか、エミーゼルさん?」
「……あの、ボク。
け、結婚することになった!!」
「ええ~ッ、まじで!?
アタシよりちっちゃいくせに!?」
「身長は関係ないだろ!」
「あら、お相手はどなたですの?」
「え、えーと……その、え、エステル!」
「エステルさん?
あの、アイテム界の案内役の人デスか?」
「ふむ。あの数多の魔界の魔王の寵姫として世を渡り歩いたと噂されるエステルとか」
「へっ!?」
「おまけにその数多の魔界はいずれも崩壊の憂き目に合い、その原因は全てあやつの暗躍によるものと噂される『傾界』のエステルとか……」
「うえぇええっ!?」
「まあ、あの方、そんな逸話がおありなんですの……」
「となると閣下、我々は……」
「うむ。
……小僧。お前が魔界大統領を目指している上であの女と結婚すると言うのなら、俺たちは全力でそれを阻止せねばならん」
「お前だけが痛い目に合うならともかく、オレたちも巻き添えを喰らう気はないからな。
それなりに残念だが仕方ない……さ、覚悟しろ」
「ちょっっ、ちょちょちょちょっと待ってよ!
嘘だよ嘘!! さっきの話はみんな嘘だってば!!」
「なーんだ、ウソだったデスか~」
「もしかして、さっきのエステルの話も……?」
「うむ、予想はついていた」
「しかし小僧。オレたちの嘘をもまんまと信じるとは、やはり修行が足りんようだな」
「う、嘘に嘘で返すとかお前らの趣味が悪すぎるんだよ!」
「ふふっ。騙すつもりが騙されるだなんて……災難でしたわね、エミーゼルさん?」
「うぅう~……お前ら、覚えてろよ~……」



○デスコの場合
「お、おね~さまぁ~!」
「うわわっ!?
で、デスコなによそのお腹!?」
「で、デスコ、ケガされちゃったデス~!!」
「汚されたって……だ、誰によ!?
てゆーか、そのお腹なんなのよ!?」
「え、エミーゼルさんにハラマされたデス……」
「エミーゼルぅうう!?」
「はいデス……。
デスコ、うとうとしてるときに……エミーゼルさんに、がばーって襲われて……
いくらイヤって言っても、いいから大人しくしてろって……デスコ、滅茶苦茶にされて……
ううっ、……う……お、お、おねえさまあああ……!」
「……エミーゼル!
あいつがそんなド外道だなんて信じられないけど、アタシの可愛い妹にこんな真似してくれたんじゃ仕方ないわね……!
安心しなさいデスコ、きちんと仇は取ってやるから!!」
「……なーんて、ウソですよ~。
ナディアさんと二人で、おねえさまをびっくりさせるために考えたんデス~って。
あ、あれ、おねえさま?」

<いぎゃあああああ……! なんだよフーカ痛い痛い痛い!
<お黙りこのド鬼畜ゲドーッッ!!

「……あ、あれ?」
「……デスコさん。あとでエミーゼルさんに、ちゃんと謝りましょうね?」
(……オレたちじゃなくて……)
(……良かった……!)



○アルティナの場合
「……皆さんにお伝えしておかなければならないことができましたの」
「ん、なーにアルティナちゃん?」
「唐突ですけど、明日からわたくし、男性になります」
「はっ!?
お、男の人になるデスか!?」
「ええ……。
今までわたくしが数多くの天界法を破ったことがついに天界の方々に知れまして……。
ですが、世界を救った立場でもあるため堕天は厳しすぎる。ならばここは性転換のみで手を打つとの温情を受けましてね……」
「お、温情なのそれ?」
「ま、まあ、堕天使になるよりはマシ、かなあ?」
「…………フェンリッヒ」
「は、何でございましょう閣下」
「今から天界制圧に向けての作戦会議を始める!
党員は全員各自戦闘態勢に入るよう指示せよ!」
「ははーっ!」
「て、天界制圧ってなんですか吸血鬼さん!?」
「黙っていろアルティナ。
……お前を堕天使ならともかく男にするなど、天界は余程俺に喧嘩を売りたいと見た。
いいだろう……その喧嘩、全身全霊で買ってやろうではないか!!」
「け、喧嘩って……う、嘘ですっ!
これは嘘ですから吸血鬼さんっっ!
わたくし男性になりませんからそんな物騒なことは即刻止めてください!!」
「そ、そうだったか……」
「チッ」



○フェンリッヒの場合
「……閣下。大変申し訳ございませんか、暫くお暇を頂けませんでしようか」
「暇だと?」
「は……、実は先ほど、実家の両親が共々急病で伏せっているとの連絡を受けまして……」
「じ、実家……」
「ご両親いたんデスね、フェンリっちさんも……」
「そりゃ木の股から生まれたきた訳じゃないだろ」
「長らく連絡は取っておりませんが、何分二人とももう年ですので、死に水くらいは看取ってやろうかと……」
「ふうむ……そう言うことなら仕方あるまい。
よかろう、好きなだけ親孝行に励むがよい」
「は?
い、いえ閣下……」
「なに、遠慮などせずともよい。
お前が今まで俺に尽くしてきた時間を考えれば、そのくらいは許してやる」
「だそーよ。よかったわね~、フェンリっち?」
「……で、ですが閣下、わたくしがいない間は……」
「ああ、うむ……。そ、そうだな。
あー、その、アルティナ?」
「はい?」
「フェンリッヒがいない間は、お前がこいつの代理を勤めてもらえんか?
その、簡単に言うなら、細々と俺の公私の世話を見ることになるのだが……」
「あ、あの、それはつまり、わたくしに、秘書や侍女をしろと……」
「そ、そうなってしまうが、あれだぞ、別に俺は下心など……!」
「閣下、申し訳ございませんが先ほどの件はお忘れ下さい。
どうやら、わたくしと一文字違いの名前の党員への連絡だったようですので」
「そ、そうだったか……」
(……明らかにウソだよなアレ)
(あと明らかにがっかりしてるデス、ヴァルっちさん)
(まあアルティナちゃんにメイドプレイさせられなくなったもんね~)



○ヴァルバトーゼの場合
「で、ヴァルっちはー?」
「何がだ?」
「ウソよウソ!
ほかのみんなは一通りウソついたのに、ヴァルっちだけウソ言ってないじゃない!」
「別に言う必要はないからな」
「空気読めないヤツね~。
いいから言っちゃいなさいよ~。プリニー教育係とか実は超イヤだーとか」
「特にそう思わん」
「世界征服サイコーとか、ほんとはイワシ苦手~とか、いつも約束破りたいと思ってる~とか、フェンリっちいつもウザい~とか、これはアタシの夢だと認めてる~とか」
「…………」
「アルティナちゃん大嫌い~とか」
「……いい加減にしろよ小娘」
「む、何よ!
すぐバレるの前提のウソなんだから別にそんな凄まなくったっていいじゃない!」
「ばれるばれないの問題ではない。
俺は下らぬ嘘など、嘘だと自覚していても言う気はない。
むしろ嘘であるからこそ、一切口に出したくない。そのようなことは誇り高き悪魔のする真似ではないからな」
「ふーん……」
「……何だその目は」
「いやー。さっきのアタシのウソで、ヴァルっちがマジ切れするポイントはどこだったかな~と思って」
「……なっ、何を粗探しのような真似を……」
「もしかして、一番最後のアレだったりする?」
「ちちちがうわッ!
その、なんと言うか、お前のその下らぬ嘘の積み重ねが……」
「なるほど~。
つまんないウソばっかりでちょっとずつムカムカしてたのが、最後の最後で我慢の限界きちゃったと」
「だからそうではないと!!
だ、大体あいつのことなどどうでもよ……!」
「どうでもいい訳ないわよね~。ヴァルっち、ウソはつきたくないもんね~?」
「ええい、やかましいぞ小娘!」



○???の場合
「……ってな訳よ。
なんだかんだで今年のエイプリルフールはそこそこ楽しめたかな?」
『ほ~。そいつぁよかったな。
そうそう、フーカ。寝る前に一つ、重要な情報を教えてやるぞ』
「はあ?
何よ急に」
『なんと、お前のママは二人いて、どちらか一人はクローンなのだッ!』
「はぁ~? なにそれ?
……ああ、エイプリルフールでびっくりさせようって魂胆?
残念だったわね、パパ。アタシ、そんなことで驚くほど騙されやすくな……」
『いやいや、ウソのようでホントの話なんだよ。
なあフーカ、ちょっと思い出してみろ。
ママが死んだのは、何年前だ?』
「二年前に決まってるでしょ」
『本当に二年前だけか?
お前が五歳のとき世界征服できる高性能な妹を欲しがって、そのすぐあとにママが死んだんじゃなかったか?』
「あ、あれ……?
そう言われてみれば確かに……。
い、いやけどあれは小さい頃の話だったし、誰かのお葬式があったことだけ覚えてて、アタシきっと間違えてママのお葬式だって混同しちゃってただけの……」
『いいや、両方正しい。お前のママは二人いた。
一人はお前の本当のママだ。お前が五歳のときに死んだママだ。
もう一人は、そのすぐあとにワシが造って二年前に死んだクローンだ。
お前の夢を叶えるための研究に打ち込もうにもお前は小さいから保護者が必要だったし、預ける親戚もいなかったからな』
「……は、はは。
な、何言ってるのよパパ……そんな、そんなこと信じられる訳が……」
『そうだよな、信じられる訳がないよな……。
でもお前の記憶はウソじゃない』
「……そ、そんな。
そんな馬鹿なこと……!」
『な~んてな!
どうだフーカ、寝る前に見事なウソを聞いただろう!』
「…………へっ?」
『いや~我ながら完璧な演技力だった!
最初は全く信じてなかったお前さえも騙されたんだから、ワシもなかなか多才だとは思わんか!』
「…………」
『お、何だ。驚いて声も出んか?
はっはっは、そりゃ結構結構!
ま、記憶の矛盾についてはあんまり気にするな!
どっちにしろ、お前の本当のママは一人なんだからな!!』
…ブツン…
「い、……いやいやいや。
いやいやいやいやいやちょと待ってよおいクソ親父~!!
って言うか記憶の矛盾を気にするなって、つまりママは二回死んだの!?
じゃあママのクローンって結局のところホントなの!?
本当のママって何よ、アタシはニセのママと暮らしてたってことなの!?
ちょっと、ねえ、答えないよっこのクソ親父~~~!!」




「……って言う夢を見たから。正夢にしないために今日はアタシ、ウソつかないことにするわね」
「わ、わかりましたデス、おねえさま……」
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